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さて、今日読んだのは、
白鳥異伝 上巻 萩原規子 著 このお話は、昔、そう、かなり以前に読んだ、空色勾玉の続編ですね。 昔話になりますが、学生の当時、ラジオから流れてきたラジオドラマ?かなにかで聴いて、その話を図書室の司書の方と話していたら、うちにも有るよって。デビュー作だったらしく、読んでみて瑞々しく、先が楽しみな作家さんだなぁ、等と、当時思ってましたねぇ。懐かしい。 で、以前読んだ、西のよき魔女なんかは、最近読んでチョッと違う・・・ とか思ったりしたわけですが(笑)。 でも、ああいう、なんていうか、物語の舞台装置に仕掛けのあるような、 たとえば、現代劇だと思わせておいて、実は宇宙船の中だった・・・ って感じの物語は結構好きなので、楽しかったですが。 それはさておき、件の空色勾玉が、3部作になっていたと最近知り、 新書版が出ていたので買って来ましたよ。ええ。 物語はヤマトタケルがベースになったお話で、空色勾玉から、 時代がかなりたった頃の話ですね。 主人公の、双子のように育った遠子と小倶那の2人が、 運命に翻弄されて、小倶那は大蛇の剣の主となり、戦を始め、 勾玉の巫女の血を受け継いだ遠子は、 自ら小倶那を討つために、玉の御統を求めて旅立つ。 地上に残った5つの勾玉を繋いだものが玉の御統で、 それを受け継いだ5つの橘の里を旅するのが使命。 遠子達が始めに訪れた伊津母の国では橘の家系は絶えていたが、 血筋を引く、菅流 の協力と、勾玉を得て、 小倶那が討伐に向ったという、日牟加の国に向った・・。 といったところが、上巻の大まかなあらすじですが、 やっぱり、なかなかおもしろいですね。 文体もすっきりして清涼感がありますし、 西のよき魔女もそうでしたが、 主人公の遠子のバイタリティーというか、 困難に遭っても、明るく前向きな所がいいですね。 お話としては(漫画ですが)、BASARA 田村由美 作 とか、 火の鳥 ヤマト編 手塚 治虫 作 等を思い出すような、日本を舞台にしたファンタジーですが、 故郷が攻め滅ぼされ、遠子が旅立ちを決意するところが、 盛り上がって、読み概がありました。 上巻を読んだ所なので、続きが楽しみですね。
by maruharoco
| 2005-11-24 01:03
| 読書 メモ
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