読書メモ、ゲームメモ。

読書や映画、そしてゲームのあれこれを、書き留めていってます。
by maruharoco
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世界で いちばん好きだった ゲーム (Might and Magic)

さて、暇なので、年寄りの昔話でも、いたしましょうか(笑)。

ちなみに、今回ムダに長い上に、古参ゲーマー以外は、
意味のわからない箇所も多いかと思います…。あしからず。

あなたが、いちばん好きなゲーム、最高に面白かったゲーム、
あるいは、最も名作と思えるゲームはなにか?
そう問われたら、いったい、なんと答えるでしょうか。

ゲームに対して、一家言ある方でしたら、
何がしか、推すソフトもあるでしょう。

かく言う自分がどうかと申しますと、これがまた
なかなか難しいものです。ええ。
まあ、たとえば、STG と、ADV では、
面白さを単純に比べられないですしねぇ。

ただ、最も好きなジャンルは何か?
そう問われれば、それは、RPG ですし、
その中で、いちばん好きなゲームは何か?
と聞かれたのであれば、

Might and Magic

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迷わずそう答えるでしょう。

さてさて。世界三大RPG の一つ、マイト アンド マジック
この作品について語る前に、まずは、
「世界三大RPG 」とは、なんぞや?
と言うことについて、ご説明いたしましょう。

ゲーム通な、粋人の方々なら
今更説明の必要も無いとは存じますが、
世界三大RPG とは、この場合

Ultima

Wizardry

Might and Magic

以上、三作品。もしくは、そのシリーズを指します。

まあ、昔からある、よくある宣伝文句のひとつで、
ウルティマとWIZ 以外の三つめは、無数にあって、
当時は、アメリカからRPG が鳴り物入りで来るたびに、
そう銘打って宣伝していたものですが。(笑)

いまでは、古株のファンのアイデンティティーにもなっている為、
本シリーズを語る上で、決して欠かせません。

そして本題。
マイト アンド マジック は、1987年に発売されたPC ゲーム。
3D タイプのRPG で、しいて言えばWIZ に近いゲームです。

しかしながら、本作が、たいへんユニークである点は、
まず、1作目にして、Map が40枚以上あり、
町はもちろん、フィールドMap 、ダンジョン、城など、
すべてが3D Map で表現されていているということです。

それらが膨大なエリアに分かれており、
大変なボリュームがある、ということでしょう。

しかも、初めの町から敵が出る上に、謎も多く、
RPG において、町は安息の地。
という既成概念を完全に打ち破っています。

さらに、本作の特徴として、
決まりきったストーリというものがあまり無く、
プレイヤー各々が勝手にこの広大な世界の中を彷徨い、
探索をつづけ、そこかしこに散りばめれた
無数のクエストを順不同で解いていく。
という、非常に拘った自由度の高さが挙げられます。

国産の家庭用のRPG にだって、
自由度の高さを謳ったRPG は沢山ありますが、
マイト アンド マジック シリーズほど、自由度の高いRPG は
いままで、ついぞ、お目にかかった事がございません。
それほど、傑出した作りのゲームだったのですよ。
ええ。まあいいですけど。

マイト アンド マジック の特徴というと、
その、苛烈なまでの難易度の高さも挙げられます。
戦闘にしろ、無数の謎にしろ、量的に膨大で、
それは、生半可ではありません。

また、クリアした後に、得点が表示される点も、
RPG としては独創的でした。

当時、国内での発売元のスタークラフト社が、
コンプリートしてスコアを送ってきたユーザーに
特性マグカップをプレゼントするキャンペーンを行ったところ、
発売数に対して、たったの3%しか、応募が無かったそうです。

ゆえに、コンプリート率3%の大作とも呼ばれたのでした。
ホントに、絶望と希望の間を、何度も彷徨わせられたものです。

もっとも、当時、PC ゲーム誌で人気だったコラム、
クロちゃんのRPG 千夜一夜において、
黒田 幸弘 は、海外版はLV 上げなどムズ過ぎると言ったら、
日本版は、若干、レベル上げが楽に調整されていた、
と仰っていたので、それでも、私の遊んだ、PC-88 版は、
まだましだったそうですが。

ただ、このゲームの激烈な難易度は、PC-88 という
パソコンのロード時間の遅さの問題もあり、
その鬼のようなレスポンスも関係していたのでした。

やはり、当時人気だったコラムである、
三遊亭 円丈 の ドラゴンスレイヤー において、
三遊亭 円丈 は、当時ファミコン で人気だったドラクエ3と、
本作を比較して、もう、DQ を日の当たる表通りとすれば、
M&M は、日の当たらない裏通りみたいなもん。
DQ をやった後だとM&M なんか二度と立ち上げたくなくなるね。

といったようなことを仰ったり、4コマで、
遅~い 暗~い 辛~い なにがトランスファーじゃい!

などと、苦言を呈しておりましたので、
マシンの性能の限界上、しかたなかったのかなぁ?
とも、今にしてみれば、思うことも出来ます。
(PC-98版は、ロードほとんどありませんでした。)

ご多聞に漏れず、当時の私は、一ゲームプレイヤーとして、
もてるゲームスピリットのすべてを燃焼しつくして、
この作品に、敢然とチャレンジいたしました。

先に言うと、結局コンプリートできなかったのですが、
それでも、オートマッピングなど無い時代の事、
方眼紙に、自分でマッピングしたり、謎をメモしたり、
あまりにも断片的過ぎるヒントを、自分なりに考えたりと、
来る日も来る日も、熱心に遊びました。

そして、当時の私は、いわゆる、攻略本というものを軽視して、
攻略本を見るなんて、負けだっ。
などと、驕った考えでゲームに接していたのですが、
このゲームのハンドブックを読んだときに、はじめて、
攻略本というものの、すばらしさに、気づかされたのでした。

当時、BNN から出版された、
このマイト アンド マジック ハンドブック は、
元が難しすぎる所為もありますが、過度にネタバレせず、
かゆいところに手が届き、かつまた、単純に呼んでいて面白い
すばらしい逸品でありました。

当時は、実際にプレイする時以外にも、暇さえあれば、
この本を開いて、ああでもない、こおでもない、と、
思索をして、楽しんでいたものです。

この本の広告に書いてあった、コピー、冒険者を照らす光 
とは、まさにこの本の為にある言葉でしたし、
すべての攻略本は、かくあるべきでしょう。

もっとも、自力だけで、この作品をクリアした人も、
世の中には沢山いますので、そういった方々は尊敬します。

そういったわけで、結局クリアすることなく、
月日は過ぎ去ったわけですが、
その後、このゲームは、ファミコンに移植されました。

当時、学研から発売された(さすが学研!)(笑) 、
ファミコン版は、当時から賛否両論ありましたが、
なかなか良かったのではないかと、自分は思っています。

ファミコンにおいて、あれだけのボリュームや、
理不尽さ、そして自由度を表現している点。
前半の雰囲気をを損なわない追加イベントや、
クリア後、ちゃんとパスワードが出るところなど、
なかなかに、がんばっていると思います。

また、音楽も、独自の解釈で良かったと思います。
PC88 版の、落ち着いた、やさしい感じの曲も、
独特の、ラグジュアリーな感じで好きですけど、
ファミコン版の、ゲームっぽい曲も、なかなか。

しかも、OP に、パッヘルベルのカノンを持ってくるところも、
ミスマッチかもしれませんが、なんか、逆に好きでした。
ファミコンは、音源的に、三重奏が苦手なところに、
あえて、三重奏曲のカノンを持ってくる、その無謀さが(笑)。

もっとも、モンスターが若干弱かったり、
物語のバックボーンが、SFじゃなくなったりと、
不満点が無いわけでもないのですが。
まあ、あまり言うのは、強欲と言うものでしょう。

ただ、個人事ですが、ファミコン版で痛恨だったのは、
クリア直前で、一旦セーブしたら、
データが、消えてしまったところですかねぇ……

あれは、ホントにショックでしたよ。ええ。本当に。

もっとも、そこから、またやり直させるほどの、
魅力があったのも、また事実でした。

そういったわけで、ファミコン版において、
一応、コンプリートは達成しました。
なんか、江戸の敵を長崎で取る、てなかんじ(?)、
なのですが、まあ良いでしょう。

ちなみに、PC エンジン版は、やったことがありません。

そういえば、このゲームのパッケージに入っていた、
作品世界、VARN の、紙製の極彩色な世界地図は、
当時、大変インパクトがありました。

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これが、アメリカらしさ、ともいえますし、
やはり、地図というのは、未知なる世界へ
冒険心を駆り立てます。

他にも余談ですが、本シリーズには、ほぼ毎回、
製作者のJ・V キャネガンからのメッセージが、
ゲームの中に隠されていて、
それを見つけると、心が熱くなります。

思うのですが、本作は、ただ楽しむ為のゲームというより、
J・V・C からの、世界中のゲームプレイヤー達にむけた、
挑戦状と、とるべきなのかも知れませんね。

まあ、ながながと、そして、散文になりましたが、
そういったわけで、マイト アンド マジック は、
いまでも、我々の心に残る、不朽の名作です。

その冒険の地平は、いつまでも壮大なロマンをもって、
熱く、心に響く、一大叙事詩なのでした。

もっとも、ホントは、他のシリーズ作品まで、
すべて思い出を書き連ねたかったのですが、
長くなってしまったので、
今日のところは、ここまででしょうか。

まあ、しかし、ここまで読んでくださっては
いないかもしれませんが。(笑)

もし読んでいたら、ここまで、
年寄りの昔話に付き合ってくださり、感謝です。

最後に、二つだけ言いたいことがあります。
それは、やっぱり マイト アンド マジック は面白い!
ということがひとつ。そして、
すべての誇りあるゲームプレイヤー達よ、
マイト アンド マジック に、挑戦せよ。
…と、言ったところでしょうか。
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by maruharoco | 2006-01-03 03:11 | ゲーム メモ
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