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読書メモ、ゲームメモ。

読書や映画、そしてゲームのあれこれを、書き留めていってます。
by maruharoco
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世界で一番好きだったゲーム(2)

さて、以前記した、昔話の続きです。

ちなみに今回も、古参ゲーマーにしか、
良くわからない事柄が、多いのですが、ご容赦を。

そういうわけで、血気盛んでした、当時の私は、
日夜、世界三大RPGの一つ、
マイト・アンド・マジックに耽溺していたのですが、
結局コンプリート未遂に終わりました。(PC版)

そんな昔の私の前に届いた朗報が、続編の発表でした。

Might and Magic Book2 Gates To Another World
世界で一番好きだったゲーム(2)_d0034608_2335596.jpg


1988年に、スタークラフトから発売された本作は、
本国の米国版と、平行して作られ、ほぼ同時に発売されました。
ただ、その所為で、仕様がコロコロと変更になったため、
日本版とアメリカ版で差異があって、制作の難航の程が伺えます。

内容は、1から、さらに巨大化していました。
PC88版で、フロッピー10枚ほど。
MAP数も増えて、謎も、さらに難解に。
まさに、量が極限まで増えると、質に転換するさまを、
まざまざと、見せてくれました(笑)。

説明書に載っている、断片的なストーリーや、創世譚に、
これから始まる、未知なる冒険の世界に心躍らせたり。
付属のカラフルなMAPの浪漫に酔いしれたり。
とにかく、付属品にまで、ロマンがあり、すべてが新鮮でした。

確かに内容はとてもハードでしたが、
マーレイのリゾート島や、ジェムメーカー火山、ミストヘブン、
四大精霊の支配地など、危険で魅力的なスポットも目白押し。

さらに、エルフ、中立、男、がいると、強制ワープのトラップとか、
広いマップの中に無数にある扉に1文字ずつかかれている文字を、
並べなおして、パスワードを入力するとか、
オークの集会を解散させると、有無を言わせず、
オーク255匹に襲い掛かられたり(実際にそれだけ出てくる。)、
そういう理不尽なトラップも多く、酷くてよかったです(笑)。

当時、トラップやクエストは、製作者の、J・V・C が、
思いつきで入れているという噂が、まことしやかに囁かれていましたが、
果たして、ホントだったのかもしれませんねぇ。(笑)

かくして、マイトアンドマジック2は、かくも蠱惑的な冒険への道を、
私の前に提示してくれたのでした。

ただ、PC88版では、1作目にはあった、音楽が無い上に、
背景の空が、真っ黒になっていたりと、
都合で、オミットされている部分がだいぶあり、
あまり良い移植とはいえませんでした。

当時、ゲーム好きで有名だった三遊亭円丈 師匠も、
マイトアンドマジック2 は、戦闘してロード、
そのあと、休息して、またロード。
さらに、ライトの魔法を使って、またロード。
と、ロードが長くてうっとおしい、と、怒ってらっしゃいましたしねぇ。(笑)

しかも、ゲーム画面全体が、同社のファンタジー3 の物に近くなっていて、
チョットなじめませんでした。
1作目は、落ち着いてて好きだったんですが残念でしたね。

しかしながら、無念な事に、
結局2作目は、最後までクリアする機会に恵まれませんでした。
まあ、ただ単に、私に、根性が無かったという事ですが(笑)。

本作は、SFC にも移植されたのですが、これが、チョットアレでした。
パーティーが五人。ハイアリングが居ない。食料による休息が無い。
イベントが少ない。などなど。欠点を挙げたら、キリがありません。
攻めての救いは、FC版のクリアパスワードを入力すると、
一応引継ぎができることですが、これも実はあまり意味がありませんし、
色々見方はあるとは思いますが、私は、個人的に、アレは、

マイトアンドマジック ハチャメチャ大作戦 

とでも、名乗って欲しかったですよ。ええ。まったく。(笑)

そういったわけで、SFC 版はあまり遊びもしなかったのですが、
ある日、私は更なる移植版と、運命的な邂逅を果たしました。

それが、ジェネシス (海外版・メガドライブ)版でした。

偶々コレを見つけたときは、ゲームの神の粋な計らいに、
感謝したものです(笑)。なつかしい。

世界で一番好きだったゲーム(2)_d0034608_0443867.jpg


もちろん海外版なので、表示はすべて英語です。
只でさえ高い難易度が、ますますべらぼうな物になりましたが、
もともと、ゲーム内のアイテムや、モンスターは、
すべて英語表記でしたし、一度ある程度やったゲームなので、
辞書とハンドブック片手に、果敢にチャレンジいたしました。

ジェネシス版は、さすがに家庭用なので、PC版に比べれば、
かなり快適な環境でしたし、グラフィックもそれなりに綺麗でした。
そして、なかなか、独特の味のある逸品でした。

戦闘の音楽や、モンスターの動きがチョット、いや、かなり変でしたが、
街の音楽なんかは、すごくかっこ良くて、好ききでしたし。
SFC版と違って、かなり、PC版を、再現されており、
またも、絶望と希望の間を彷徨う、パセティックなフィーリングを、
堪能させてもらいました。

タイムマシンに乗ったり、鬼の様に強いモンスターに瞬殺されたり、
マーレイのリゾート島で遊んだり、また、楽しい日々の始まりです。

しかし、そんな蜜月も、永くはつづきませんでした。
ある日、データが消えてしまったんです(FCの1につづいて、またか。)。

マイトアンドマジック ブック2、楽しい日々をありがとう。。。(笑)

さすがに、今回はつらかったので、そのまま、封印しました。
今でも、2をコンプリートしてないのは、心残りですね。

と、いうわけで、マイトアンドマジックの思い出、第2回でしたとさ。

めでたしめでたし。

by maruharoco | 2006-01-25 01:28 | ゲーム メモ
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