読書メモ、ゲームメモ。

単騎、千里を走る。

さて、映画強化月間、というわけでもないのですが、
今週も、映画を観てまいりました。

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単騎、千里を走る。

高倉 健 主演、チャン・イーモウ 監督の、タッグのこの映画。
張 監督の映画を観るのは初めてなのですが、
先週の、オリバーツイストにつづいて、今回も、感動作でした。

お話は・・・
高倉 健 演じる、漁師の、高田 剛一 は、
息子の健一(中井貴一)と、ひょんな事から確執で、疎遠になり、
長年にわたって、音信が途絶えていたのですが、
ある日、嫁の理恵(寺島しのぶ)から、
健一が、入院したと、電話がかかってくる。
そんな所から、映画は始まります。

そして、息子が肝臓ガンであると知り、
健一の遣り残した、中国の仮面劇
単騎千里を走る の、取材を自ら行なおうと、
単身中国に飛び立つのだが・・・。

という感じで、お話は進みます。

お話は、割と単純で、そして、主人公は、いかにも、
高倉 健 だなぁ、という感じです。

話の序盤で、結局、劇を演じる約束の、リー・ジヤーミン は、
現在、監獄の中で、服役中だと知ります。

剛一は、息子の果たせなかった約束を果たす為、
刑務所の中で、劇を撮らせてくれないか、と、頼む事になるのですが、
そこは、いきなり中国で、しかも、日本でも難しい事を頼むわけです。

観光のガイドも、通訳も、現地の役人も、
始めはケンモホロロで、一向に取り合ってくれないのですが、
人付き合いに不器用な剛一は、巧く説明も出来ず、無力を感じます。
そこで、一計を案じるのでした。

自分の心情と、病気の息子にかわって、約束を果たしたい、
という事を、ビデオレターにして、現地の役人に観てもらうのです。

始め、なんで、直接言わないんだっ、とか言ってた人たちが、
見終わった後、神妙に、夜中であるのに、刑務所に手配しだすシーンは、
普通だったら、ンなアホな・・・。と、いいたくなるような、展開なのですが、
さすがは、高倉 健。すごいなぁ、と、素直に感心してしまいます。(笑)

この映画は、仮面劇や、親子の確執、言葉の通じない異国、
といった事柄を通じて、人と人とが、直接語り合い、真心が通じる大切さ、
そういったことがテーマになっている、と、思うのですが、
そこらへんを演じる所も、高倉 健 は、巧いなぁ、と、感じさせます。

まあ、とにかく、さすが、健さん。という感じの、映画なのでした。

雲南省の村の人々や、服役中のリーさんの息子の、ヤンヤンなど、
現地の人たちが、すごくいい味を出していましたよねぇ。

後半の、そういった人たちとのふれあいも、見所でした。

お話は、うがった見方をすれば、少しうそくさいのですが、
ドキュメンタリーのような感じ、でしょうか。

あと、画面が、なんと言うか、邦画とも、ハリウッド映画、とも、
ヨーロッパの映画とも違う、独特の色味なのも、興味深い発見でした。

それと、映画などで、シーンや、人種による、話す言葉の違いの演出、
ローカライズ等を、どうするか、というのは、時々気になるのですが、
この映画の場合、日本人は、日本語、中国人は、基本的に中国語なので、
主人公と同じ言語環境で観れるので、そういうところも、
感情移入しやすくて、よかったかなぁ、と、思います。

先週に続いて、感動的な、映画でした。
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by maruharoco | 2006-02-06 01:40 | 映画 メモ
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